今から6年ほど前に、お付き合いがある不動産業者に物件を紹介してもらった事があります。ちょうどその時に住んでいた物件の騒音で悩んでいたので、新しい物件を紹介してもらいました。場所は東京都荒川区です。
ところが、その物件はなかなか印象的だったのです。不動産業者に相談すると、ある人物が車で迎えに来てくれました。その物件まで、車で送ってくれたのです。
その物件の中を見てみた限りは、完全にまっさらになっていました。ただ、床が若干汚れているのが気になりました。
案内してくれた人物に、その床の汚れはどういう事なのか質問してみたのですが、実はその部屋はいわく付きなのです。以前にその部屋に住んでいた住民は、経済的な問題点を抱えていたそうです。家賃を払う事ができずに、夜逃げしたという話を聞きました。
問題は、その部屋の汚れ具合です。仮に、その部屋に住んでいた住民をAさんとします。私を案内してくれた人物をBさんとすると、BさんはAさんが退去した部屋の中を清掃したのです。
私はBさんから、部屋の写真を見せてもらいました。その写真を見た瞬間、私は思わず声が出てしまったのです。そのAさんが持っていた私物の山は、すごい事になっていました。それこそ足の踏み場もなく、Bさんが苦労して片付けていた訳ですね。実に生々しいものを見たものだと、今も思っています。
では結局私はどうしたかというと、色々考えた末にその物件に住む事になりました。しかも、現時点でもその物件に住んでいるのです。
Aさんは、部屋のあちらこちらをかなり汚していて、自力で清掃するのはかなり苦労しました。それこそ1ヶ月ぐらい時間をかけて、清掃した記憶があります。
一番驚いたのは、水道配管です。上水道の配管の一部がちぎれていたのを目撃した時は、さすがに驚きました。いくらゴミ屋敷と言っても、まさか水道の配管までちぎれていると思わなかったからです。
しかしその配管も、何とか水道業者に直してもらいました。苦労したものの、結局今は何とか快適に暮らしているので、あのゴミの山を思い出すと感慨深いです。